NEWS

宝食品 (香川県小豆郡小豆島町)

宝食品 (香川県小豆郡小豆島町)

 小豆島は、江戸時代から続く醤油の名産地です。小豆島の佃煮づくりは、終戦直後の食糧難の時代、甘藷の葉柄(いもづる)を島の醤油で炊き、阪神方面へ出荷したのが始まりだそうです。その成功をきっかけに島をあげての佃煮づくりが始まり、醤油や素麺、オリーブと並ぶ特産品となりました。
 宝食品の創業は1948年。日高昆布、四万十川のり、瀬戸内海のちりめんなど確かな食材を使い、島の良質な醤油で炊き上げる佃煮のおいしさに定評があります。ムソーの「塩吹昆布(22294)」の製造も長年お願いしています。
 新発売の「島っこ」生のり佃煮は、宝食品とムソーが共同開発した、とことんこだわりの一瓶です。
 主原料は、小豆島産の生あまのり。小豆島近海は、中国山地から瀬戸内海へ流れ込むミネラル豊富な川の水のおかげで、のり養殖が盛んなのです。12月末から2月初旬、土庄町の北浦沖と、小豆町の坂手港沖で育ったのりを摘み、洗浄後そのまま冷凍保存。解凍して生のまま、風味豊かな佃煮に仕上げます。乾燥させない採れたての生原料のため、産地と加工地が近いことが絶対条件となります。
 一般ののり佃煮は、乾燥のり(板のり・ばらのり)を水で戻して使用します。コストは低く抑えられますが、乾燥のりは生のりに真水を加えてミンチにして熱風乾燥してあるので、のりの風味は失われます。
 生のりは“摘んで洗っただけ”、つまり裁断していないので、繊維が長いままです。佃煮に炊き上げても、なめらかで食感がよく、のり本来の風味が残っています。