~手に取りやすい容量・価格にリニューアル~
昭和の台所にある小麦粉はずっしり重い1kg袋でした。しかし時代とともに小麦粉も小容量化。ムソーのラインナップも500gが主流ですが、さらに小容量の商品がほしいとのお声がありました。今回ムソーオーガニック小麦粉を、500g529円(税込価格)から「300g税込345円(税込価格)」にリニューアルします。品質は従来通りで、北米産を試したことのないお客様にも手に取っていただきやすい容量・価格を実現。ホームベーカリー1回分の小麦使用量が300gであることが多く、容量はそちらに合わせました。
~北米産有機小麦の故郷~
強力粉の原料小麦の生産地はアメリカ/ノースダコタ州とカナダ/サスカチュワン州。大平原に位置し冷涼で乾燥した気候のため、硬質小麦の栽培に適します。銘柄は春まき硬質赤色小麦(HRSW)で、グルテンが多いことが特徴です。 薄力粉の原料小麦の生産地はアメリカ/ミシガン州。シリアル発祥の地としても有名で、小麦をはじめ多くの穀物を生産しています。銘柄は冬まき軟質白色小麦(SWWW)で、春小麦と比べてグルテンが少ないことが特徴です。 小麦の味や状態は栽培場所や栽培年度などによって異なります。ムソーオーガニック小麦粉の原料となる小麦は、複数の契約農家から、その年度に最もおいしく状態のよいものだけを選別して仕入れています。
~オーガニックならではの徹底した品質管理~
仕入れは、有機栽培ならではの長年の経験を活かした厳しい品質管理のもとで行います。例えばカナダのサプライヤーは1982年頃からオーガニックのアグリビジネスを開始、1991年にカナダのオーガニック認証を取得したベテランです。 一般的な作物は、保管中や輸送中などに発生する害虫やカビなどを防ぐため、収穫後に農薬を散布(ポストハーベスト処理)しますが、そのような処理は一切行っておりません。栽培時から農薬を使わない小麦は、虫やカビのリスクが非常に高くなり、細心の注意と様々な工夫が必要になります。収穫された小麦は各農家のビン(貯蔵庫)に保管。水分値が15%程度になると虫やカビが発生する可能性があるので13%以下になるよう管理しています。 輸入時から輸入後の品質管理は、オーガニックのパイオニア・むそう商事の出番です。船内や港で農薬散布されることがないよう、小麦の輸入は虫やカビの発生を防ぐために夏場を避け、できるだけ寒い時期(1~3月)に行います。輸入後においても定温保管(13~15℃)するなど徹底した管理を行っています。
~強力粉はパンに、薄力粉はお菓子に~
「オーガニック小麦粉・強力粉」はタンパク質含有量が多く、パンの焼きあがりは香ばしくふっくらとしてモチモチの食感となります。パン用小麦粉として評価が高く、数多くのベーカリーでご利用いただいています。 高タンパクならではの力強さにしなやかさを併せもった窯伸びが秀逸です。しっかりと小麦の味わいが感じられるので、風味の強い具材と併せてもおいしく仕上がります。小麦粉のストレートな風味を味わうなら食パン、パン生地と具材のハーモニーを楽しむならピッツァや菓子パンもおすすめです。 「オーガニック小麦粉・薄力粉」は粒子が細かく扱いやすく、クッキーやケーキなどのお菓子や天ぷらなど、色々なお料理にお使いいただけます。