丸島醤油(香川県小豆郡小豆島町)

天然だしの旨みがわかる世代にも

醤油に、だしと調味料を合わせた「めんつゆ」。醤油の塩分と風味、みりんや砂糖の甘み、だしの旨みが1本に詰まった万能調味料です。めんつゆを使ったお手軽レシピは、SNSでも人気。麺類のつけ汁・かけ汁や煮物にとどまらず、野菜や魚の揚げ浸し、ドレッシング、和風パスタやスープカレーのベース、めんつゆバター炒め!など、日々新しいレシピが生まれているようです。

 NHKきょうの料理「ムリなく楽しく!大原千鶴のひとりごはん」めんつゆ活用術(2023年7月7日放送)を観て、めんつゆは忙しい子育て世代やお料理初心者だけでなく、一人暮らしになった高齢の方にも頼りになる、と痛感しました。ずっと自分でだしを取って料理を作ってきた実家の母にも、これなら、と勧められるめんつゆがほしい。天然のだしの旨みがわかる世代に支持されるめんつゆとは?このたびムソーが発売する「めんつゆ(国内産木桶しょうゆ使用)」が、その答えです。

ベースは国内産木桶しょうゆ

製造は醤油の島・小豆島の丸島醤油です。「純正こいくち醤油」「有機杉樽しょうゆ・濃口」の醸造元してご存知だと思います。ベースとなる醤油は、国内産丸大豆と国内産小麦、天日塩を使用し、伝統的な木桶に仕込み、約1年間をかけて天然醸造した丸島醤油の木桶醤油です。ふくよかで奥深い風味が特徴の濃口醤油で、長年お使いのお客様からは「懐かしい味のお醤油」と喜ばれています。

厳選素材の天然だしを、たっぷりと

ムソーのめんつゆは化学調味料はもちろん、エキス類(かつおエキス、昆布エキス、酵母エキスなど)も使いません。その代わり、吟味した天然素材を自社工場で丁寧に煮出しただしを惜しみなく使います。かつお節は、二度カビ付けした“枯れぶし”を厚削りにした国産の「かつお枯れぶし削りぶし」、上品な旨みを感じるだしが取れます。昆布は北海道道南産の真昆布です。
木桶しょうゆに、このだしと味の一の米醗酵調味料、麦芽水飴、粗糖、天日塩を合わせたところへ、さらにかつお節を投入。日本料理の“追い鰹”の技で、かつおの香りを引き立たせるのです。「風味とは足せばいいというものではない。エキス類に頼らず、天然素材だけでバランスをとるべく、デリケートな試作を重ねました」と、丸島醤油の山西さん。

台所に立つ方はご存知の通り、だしの風味がいちばんいいのは“煮出して漉した直後”です。「瓶詰の製品も同じです。エキス類を使わず天然だしを使用したこのめんつゆも、かつおの豊かな香りが飛ばないうちに使ってください」。

次のページでムソーのめんつゆの風味を活かしたレシピをご紹介します。ぜひお試しください。


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