ムソーは「OKシードプロジェクト」に賛同しています

OKシードプロジェクトは、ゲノム編集トマトなどゲノム編集種苗・食品が今後、何の表示もされずに出回ることに関して懸念を感じた市民が立ち上げたプロジェクトです。農家、消費者、さまざまな立場から、遺伝子操作されていない食を守るべく活動を始め、ゲノム編集でない作物が分かるようにと「OKシードマーク」を作成。このマークの意味を伝え、広く普及させることで日本での食の安全に貢献することをめざしています。

ムソーはこのプロジェクトに賛同し、遺伝子操作やゲノム編集がされていない種苗や食品を守り、広げていくことに協力していきます。事務局長の印鑰智哉さんにお話を伺いました。

~ムソー商談会に初出展~
10月25日~26日、ムソー商談会の一角にブースを出し、自然食品を売買する業者のみなさんに「ゲノム編集でない」OKシードマークについて説明させていただきました。素晴らしい食材を作られている業界のみなさんに、このような機会をいただいたことに感謝します。

OKシードプロジェクトの活動は設立以来、オンライン中心です。サポーター登録された1万人近い方々を対象に毎月のようにオンライン学習会を開催していますが、実際に会って話すのは、今回のムソー商談会が初めて。2日間で300人近くの方に資料を渡すことができ、複数のメーカーさんと食品店さんからOKシードマークを自主表示したい旨、お申し出がありました。これまで食の安全に関心を持つ多くの消費者に声をかけてきましたが、これからは自然食品の製造や流通、販売に関わるみなさんにも積極的に働きかけていきたい。ムソー商談会は、その第一歩です。

~誰もが安心して商品を選ぶために~

アメリカは遺伝子組み換えの本場ですが、対抗する運動も強いのです。アメリカでは民間認証団体のNon-GMOラベル(遺伝子組み換え・ゲノム編集でないことを示すラベル)が作られると、非遺伝子組み換え食品の売り上げが急激に増え、スーパーも売り場面積を広げるなど、消費者の行動も市場も変わりました。日本にはこうした対抗運動がほとんどありません。OKシードマークは認証ラベルではありませんが、誰もが安心して商品を選ぶために、OKシードマークの自主表示が有効です。ボランティアベースで運営しているため、OKシードマークの登録・使用は無料です。

~日本のタネと食を守りたい~

OKシードプロジェクトは2021年7月に公式スタートし、2021年12月現在、全国の160近い生産団体や個人、食品加工メーカー、食品店、生協などが参加し、サポーターはまだ1万人です。「3.5%の人々が非暴力的な方法で本気で動き出すことによって、社会システムを変えられる」という学説をご存知ですか。日本人口の3.5%、なんとかして440万人にOKシードマークが認知されれば、私たちの食を守り、未来の世代に安全なタネを渡せると信じます。一緒に活動の輪を広げましょう。

■OKシードプロジェクト:https://okseed.jp/


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