ふしちゃんファーム・伏田直弘さん( 茨城県つくば市)

今年で43才になる伏田直弘さん。大学・大学院で農業経営学を学び、大手外食チェーンなど食や農業に携わる仕事を経て、7年前に一農家として独立しました。独立当初から有機農業を行う!といういう信念を持ち、高品質の有機小松菜や有機ほうれん草を届けてくれています。

IoT(モノのインターネット)を駆使して負担を減らし、効率的かつ先進的な農業を実践。機械ができることや得意なことは機械に頼み、人の目や手でなければいけないところはしっかりと手をかける流儀で、安定した品質とお届けを実現しています。「うちの野菜はどうしても高くなるから、なかなか理解してもらうのが大変」とおっしゃいますが、実際に一つ一つに掛かるコストやリスクを考えると、決して高くはないのが本当のところ。「価格に見合う品質をお届けしたい。だからこそ、育てるところには惜しみなく手間も暇もかけます」。確かにいつ届けてくれても、しっかりとした厚みある葉肉で見た目も自然な緑色。見るからにおいしそうな野菜ばかりです。若さもありパワフルながら、しっかり将来を見据えて農業に取り組む伏田さん。つくば市は天気が荒れやすく、営農にはなかなか困難な場所でもありますが、その困難をはねのける元気を見てくれる農家さんです。

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