正食で味わう小豆の滋味

小豆は日本人にとって身近に親しまれてきた食材。日本では行事食などとして定期的に食されてきました。昔は一日と十五日に、日本中どこでも小豆ごはんをいただくという健康によい食習慣がありました。小豆は腎臓の働きをよくし、体にたまった余分な水分を排泄するのを助け、また、腸を刺激してお通じをよくしてくれます。(レシピ&画像提供:正食協会)

「おめでとう」
体調が整うので「おめでとう」。体が冷えている人、病気中や回復期の人におすすめ。玄米を炒って消化をよくしています。
材料:玄米…1カップ、小豆…1/4カップ、水…6カップ、塩…少々

作り方:
①玄米はフライパンできつね色に乾煎りする。小豆は洗ってザルにあげ、水を切る。
②圧力鍋に①と水、塩を入れて火にかける。圧力がかかってきたら弱火にして30分炊く。
③火を消し、圧力が自然に抜けるのを待ってふたを取り、再び弱火にかけて、塩加減と玄米の柔らかさを調節して火を消す。
※炊きあがったおかゆの塩加減は、おいしいと感じる程度に調整してください。

「小豆かぼちゃ」
体から余分な塩気を抜くかぼちゃと、肝・腎の機能をよくする小豆で作る養生食です。お汁が妙薬なので煮詰めないように。
材料:小豆…1カップ、かぼちゃ…150g、昆布…10㎝角1枚、塩…小さじ1/2~、水…適量

作り方:
①小豆は洗ってザルにあげ、水を切る。かぼちゃは一口大に切る。
②鍋に①の小豆と小豆の3倍の水、1㎝角に切った昆布を入れ、強火にかける。沸騰したら中火にして、水を足しながら炊く。
③小豆が柔らかくなったら塩を加える。
④かぼちゃを入れて、汁気が少なくなったら水を足しながら柔らかくなるまで煮る。汁気を残して火を消す。
※小豆をゆでる時にアクを取らないのは、アクには季節の不要物を体の中から溶かし、排出する力があるからです。小豆のアクをうまみに変えるのは火加減が大切。豆の8割がコトコトと動くような火で炊きます。

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