マルクラ食品の甘酒は、アメリカ産有機米を使用した「こうじ甘酒・有機米使用」と、国産米を使用した「こうじ甘酒」に大別されますが、お客様から“国産有機米の甘酒がほしい”というお声がたくさん寄せられていました。
そこでマルクラ食品は2021年5月、有機JAS認定工場の認証を取得。原料の国産有機米もしっかり確保して、9月に「国産有機乾燥こうじ(玄米、白米)」を発売しました。そしてこのたび満を持して「国産有機こうじ甘酒(玄米、白米)」を発売します。4品はいずれも有機JAS認定商品です。
さらに10月、食品安全システムに関する国際認証規格「FSSC22000」の認証を取得。オーガニックの甘酒や味噌の輸出にも力を入れ、日本の発酵食品の素晴らしさを世界に発信していきます。
~昔ながらの手作りこうじ~
マルクラ食品(岡山県倉敷市)は、お米屋さんだった先代が昭和3年にこうじを造り始め、そこから甘酒や味噌の醸造元になりました。まさに米とこうじを知り尽くしたプロです。
江戸時代から伝わる特別なコウジ菌を使用するため、こうじの製法は、製麹機を使わない昔ながらの手作り。玄米こうじは表面に傷をつけた玄米を、白米こうじは精白した白米を使います。米を洗って水に浸し、大きなセイロで蒸して、粗熱がとれたらコウジ菌をふり、スコップで揉み込み、蒸し暑い麹室(こうじむろ)に運びます。
一晩を麹室で過ごした米は朝方、発酵して37度近くまで発熱しています。熱をおびた米の塊を崩しながら空気を入れ、コウジ菌の菌糸がよく働くように適温を保つ「手入れ」を朝昼晩と繰り返し、職人さんが丸二日かけて育てた生こうじ。そのままでは日持ちしないので、酵素を破壊しないよう低温風で乾燥させ、「玄米こうじ」「白米こうじ」の出来上がりです。
~じっくり醸す、まろやかな甘酒~
甘酒を造るには、蒸した米に乾燥こうじと水を加え、暖かい甘酒室(あまざけむろ)に入れて発酵熟成させます。8時間ほどで甘くなりますが、マルクラでは蒸米が芯まで糖化するように12時間かけるので、こうじのまろやかな甘みが楽しめます。
「玄米こうじ甘酒」「白米こうじ甘酒」という商品名は、“酒粕ベースの甘酒ではなく、米こうじから造る伝統製法の甘酒です”というメッセージ。酒粕不使用、アルコール分0%、砂糖や水飴、添加物は一切不使用です。とくに玄米こうじ甘酒は、玄米を食の基本とする正食の理念による品です。
1袋に対して400~500㏄の水や豆乳などで薄めてからお召し上がりください。冬は熱く、夏は冷やして。しょうがをすり込むと風味が一層引き立ちます。
◎(マルクラ)国産有機玄米こうじあま酒250g
486円(税込価格)450円(本体価格)
◎(マルクラ)国産有機白米こうじあま酒250g
486円(税込価格)450円(本体価格)
~甘酒、味噌、塩こうじ作りに~
◎(マルクラ)国産有機乾燥玄米こうじ500g
1,080円(税込価格)1,000(本体価格)
◎(マルクラ)国産有機乾燥白米こうじ
1,080円(税込価格)1,000(本体価格)