~まろやかな酸味とコク、国産グレープフルーツ~
田中良一さん(68才)は若い頃に上京し別な志をもって歩むも、故郷が徐々に過疎化していることを知り、日南市に帰って農家として奮闘を始めました。
その中でも特に近年力を入れているのが、このグレープフルーツ。もともと「日本の気候ではグレープフルーツの花は咲かない」とも言われ、今でも時々、本当に国産?などの質問を受けることがあるとのこと。「ええ。本当にここで栽培していますよ!」とにっこり笑う田中さん。
「できるだけ農薬を減らし、自然な状態で樹になっているまま完熟させて、旨味が凝縮された果実を味わってもらいたいと日々栽培に取り組んでいます。国内栽培だからこそ樹上完熟栽培が可能となり、糖度も高くなるので、味わいはまろやかな酸味とコクがあり、味が濃く、香り高い商品です」。
「輸入品で使用される燻蒸処理も必要ないため、果肉部はもちろん、皮まで安心してご利用頂けます。ハーフカットにしてスプーンで召し上がったり、搾ってジュースにしたり、生搾りのサワーにしたりと、味わうバリエーションは様々。果皮をセミドライにしたオランジェットや砂糖漬けなどにして楽しんでみても」と溢れるグレープフルーツ愛を語ってくれました。
実はグレープフルーツは2月頃から収穫が始まります。本当は穫れてそのまま出荷でもよいのですが、そこは田中さんのこだわり。酸味が落ち着く頃まで大事に保管し、選別を行い、一番おいしいと思われる時期がきてからの出荷となるそうです。 大自然と農家さんの熱意が育む希少な国産グレープフルーツ。ぜひご賞味ください。