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生産者紹介

シャボン玉石けん (福岡県北九州市若松区)

シャボン玉石けん (福岡県北九州市若松区)

 シャボン玉石けんは、企業理念の「健康な体ときれいな水を守る」を原点に、合成界面活性剤や酸化防止剤、着色料、香料を含まない無添加石けんにこだわり続ける石けん屋さんです。もうひとつのこだわりは、昔ながらの釜炊き製法(ケン化法)。良質な天然油脂をアルカリで反応させる方法で、約1週間かけて熟成を繰り返しながら作ります。ケン化法で時間をかけて丹念に作られた石けんは、天然の保湿成分を含むため、しっとりとした洗い上がりの高品質な石けんが出来上がります。
 合成洗剤から完全撤退し、無添加石けんの製造・販売に切り替えたのは1974年。先代社長の森田光德さんが、自らの湿疹の原因が自社の合成洗剤だと気づいた衝撃がきっかけでした。
 光德さんが亡くなり、息子の隼人さんが三代目社長に就任して11年。42才の若さ溢れる社長を先頭に、持続可能な社会の実現を目指して走り続けています。

みんなでみらいを

みんなでみらいを

 「みんなでみらいを」を展開するフロムファーイースト(株)の代表・阪口竜也さんは、大量生産・大量消費を前提とし、経済発展に伴い環境破壊がすすむ世界を変えたいと考えていました。
「人間は消費をすればするほどこの地球を破壊している。とはいえ、消費をやめることは不可能だ。ならば、新しい消費の仕組みを作れないか。誰でも簡単に社会貢献できるしくみを。」(阪口竜也著「世界は自分一人から変えられる」大和書房より引用)
 そうしてたどり着いた答えは、毎日誰もが使い、そして使えば使うほど環境が改善するものを作り出すこと。「みんなでみらいを」の商品開発はこうして始まりました。

平田産業 (福岡県朝倉市甘木)

平田産業 (福岡県朝倉市甘木)

 菜の花畑に 入日薄れ 見渡す山の端 霞ふかし…唱歌「おぼろ月夜」に歌われた春の風景です。菜種はかつて日本各地の農村で栽培され、地元の搾油屋さんで炒って搾って菜種油となり、家庭の調理油として広く庶民に使われてきました。
 平田産業の創業は1902年、菜種の特産地だった福岡県筑後平野の一角に搾油業を興し、1929年から本格的に「純正ナタネ油」の製造販売を始めました。かつてはすべて国産菜種を使っていましたが、国産原料の確保が難しくなり、1967年頃から主にカナダ産菜種を使用。1996年、カナダで遺伝子組み換え(GM)菜種の商業栽培が始まったのを機に、オーストラリア産100%に切り替えました。
 現在は南オーストラリア州の非遺伝子組み換え菜種を輸入しています。ムソーの「純正なたねサラダ油」は、このオーストラリア産非遺伝子組み換え菜種だけを使った圧搾一番搾りのサラダ油です。

トーエー食品 (岐阜県関市下有知)

トーエー食品 (岐阜県関市下有知)

 トーエー食品は1949年の創業以来、カップ麺・即席麺を製造してきました。1995年、工場見学に訪れた主婦の「カップ麺はカップがゴミになる。袋入り即席麺は子どもやお年寄りに火を使わせるのが心配。カップに入っていないカップ麺があればいいのに」という声が、ノンカップ麺誕生のきっかけとなりました。
 最初の課題は、麺のリニューアル。樹脂製のカップに比べて、家庭の陶器は熱湯の温度が下がりやすいため、低温でもほぐれやすい麺が求められます。また、食品添加物の「かんすい」を使わずに、コシとつるみのある理想の麺を作るのは、至難の業です。
 小麦粉と水の配分、こね方、蒸し時間、揚げ時間など試作を重ねること2年、会心の麺が完成し、ノンカップ麺が誕生しました。販売開始から20年を経た今も、気温や湿度の変化に合わせて麺の延ばし加減を調節するなど、職人技ともいえる麺作りをしています。

小山製麸所 (北海道札幌市中央区)

小山製麸所 (北海道札幌市中央区)

 麸は、小麦に含まれるたんぱく質「グルテン」を主原料にした伝統食品です。生麸・焼き麸に大別され、正食では主にドーナツ型の焼き麸「車麸」をよく使います。
 水戻しの手間がほとんどかからず、さらに手軽なのが「小町麩」「豆麩」。最近は高たんぱく低カロリーの食材として人気で、「お麩ごはん、お麩おやつ」のレシピ本も出ているそうです。
 小山製麸所は明治42年創業。特筆すべきは生麸や焼き麸の素となるグルテン作りから、自社で取り組んでいる点です。多くのお麸屋ではグルテン原料をグルテンメーカーから仕入れますが、納得のいく麸作りにはグルテンの出来が大事と考え、代々職人仕事を貫いています。

聖食品 (大阪府和泉市)

聖食品 (大阪府和泉市)

 今から1200年前、弘法大師によって密教の道場が開かれた高野山。もともと修行僧のための質素な食事だった精進料理が、高野山では参詣者への振舞い料理として発達し、洗練されて今日に至りました。
 高野山の精進料理といえば「ごまとうふ」。各地に伝わるごまとうふの中でも、高野山に昔から伝承された製法は、ごまから搾り出した「搾り汁」を使う、贅沢で手間のかかるものです。聖食品の「高野山シリーズ」は、この伝統製法と最新技術を融合した、こだわりのごまとうふです。
 製造工程の前半は、普通の豆腐づくり(大豆を浸水してすり潰し、豆乳とおからに分ける)と同じ。ごまを浸水して粗くすり潰してから、ごく細かいメッシュを通して搾り汁と搾りかすに分けます。自社で搾ることで皮のえぐみや苦みが入らず、ごまの最上のエキスだけが得られます。
 “ごまおから”が大量に出るこの製法は、ペースト(練りごま)を使う普及品の2.2倍から2.5倍のごま原料を使います。つまり、濃厚で香り高いごまどうふになるのです。

飛騨酪農農業協同組合(岐阜県高山市真宮町)

飛騨酪農農業協同組合(岐阜県高山市真宮町)

 飛騨酪農の限定酪農家(※)の一人、苅安牧場(高山市一ノ宮町)の野添一幸さんは、夏場利用されない市営スキー場のゲレンデに牛を放牧し、牧草を食べさせる放牧酪農を実践しています。放牧は、牧草の芽が伸び始める5月から、北アルプスの峰々に初雪が降る11月初旬まで。朝の搾乳を済ませた牛たち50頭が、牧草を自由に食べながら夕方までゲレンデを歩き回ります。真夏の暑い期間は夜に放牧。冬の間は牛舎で暮らします。
 ストレスの少ない環境で十分に運動や日光浴をし、青草をたっぷり食べた牛たちは健康そのもの。草→牛→土が循環する放牧酪農は、牛本来の飼い方として、また飼料自給率を高める酪農のあり方として、改めて注目されています。
※限定酪農家…非遺伝子組み換え飼料を与えた乳牛から搾った生乳だけを出荷する5戸の酪農家

大村屋 (大阪府大阪市東住吉区)

大村屋 (大阪府大阪市東住吉区)

 ごまの大村屋は1937年創業。1940年から、ごま豆腐を出す料亭向けに高級練り胡麻「絹漉胡麻」を製造販売、以来、関西一円の高級割烹店の御用達となりました。
 終戦をはさんで1965年、胡麻の健康効果(滋養強壮、老化防止など)が改めて話題になったのを期に、絹漉胡麻を家庭用に小分けした「栄養調味料 絹こし胡麻」を新発売。一度使うと手放せないおいしさが評判になり、半世紀にわたるロングセラーとなりました。レトロな缶のデザインが、伝統の証です。
 胡麻は種皮が硬く、そのままでは消化吸収されにくいですが、「絹こし胡麻」は焙煎後、なめらかなクリーム状にすり潰してあるので、豊富な栄養分が吸収されやすいのが特徴。醤油や味噌など他の調味料と合わせれば、胡麻だれや胡麻みそなど香味豊かな調味料が作れます。蜂蜜を混ぜて、パンに塗ったりヨーグルトにのせても美味です。