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からたち(熊本県水俣市袋)

からたち(熊本県水俣市袋)

 水俣病事件で海を奪われた漁師たちは「陸に上がる」選択を強いられ、生活の糧として甘夏みかんを作り始めました。自身が水銀という毒に侵されながら、みかん畑に農薬(さらなる毒)を散布する矛盾…やがて、水俣病患者・故杉本雄さん栄子さんが「被害者が加害者にならない」と声を上げ、無農薬で甘夏みかんを栽培し始めました。杉本さんご夫妻と、患者支援のために水俣へ移住してきた大澤忠夫さん・つた子さんが1979年、ともに立ち上げたのが「反農連(反農薬水俣袋地区生産者連合)」です。以来約40年、反農連は主に患者さんが栽培する甘夏みかんを販売しながら、全国に水俣病の現状を伝えてきました。
 大澤菜穂子さん(46才)、大澤基夫さん(39才)は、運動に奔走する両親の背中を見て育った第二世代。2016年10月、基夫さんの妻・愛子さん(37才)と3人で新たに「からたち」を立ち上げました。生産農家は22軒。40年以上無農薬で頑張ってきた老夫婦も、新規就農の若手もいます。基夫さんを含む3軒では、農薬だけでなく有機肥料も与えない、自然栽培に取り組み始めました。
 「水俣のみかんを通じて水俣と出会ってもらいたい。誰の命も踏み台にされない世の中を作りたい」と基夫さん。水俣のことを知らない私たちに、真正面から手渡されるみかんです。(ムソー商品部・加藤緑)

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