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吉田ふるさと村 (島根県雲南市吉田町)

吉田ふるさと村 (島根県雲南市吉田町)

 株式会社吉田ふるさと村は、1985年、自治体(当時の吉田村)と地域住民が共同で出資をする第三セクターとしてスタートしました。
 吉田村(現雲南市吉田町)は、中国山地の山間に位置し、6世紀頃から19世紀後半まで、国内屈指の「たたら製鉄」の産地として栄えた歴史ある山村です。たたら製鉄の衰退後は、炭焼きが地域経済を支えました。しかし時代とともに林業で生計を立てるのは困難になり、1960年頃から村を離れる人が続出。最盛期5千人いた人口が、1985年当時には2800人まで激減しました。
 「このままでは村がなくなってしまう」という危機感に駆られた村の人たちは、雇用の場の創出と地域経済の活性化を目標に、行政とともに同社を設立。村内全戸から株主を募り、100人を超える村民から出資金を集めて、地域に根ざした第三セクターとして奮闘を始めました。
 現在は、地元の農産物を活かして安心安全な加工食品を作る農産加工部をメインに、その原料を無農薬で栽培する原料生産部、市民バスや水道事業、奥出雲の魅力を伝える観光事業などを経営。住民参加型の村おこしのお手本として、知る人ぞ知る存在です。卵かけご飯専用醤油「おたまはん」の大ヒットで、ご存知の方も多いでしょう。